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いらっしゃいませguest様。
すみませんが、外のをメインに行く予定ですので、此方はしばらく更新停止します;
此方は擬人化小説置き場となっております。
苦手な方は即お引き取りください。
大丈夫って方は下へどうぞ。
お知らせ。
まだ登場人物に加えていない子達も、近日中にUP予定ですので、もうしばらくお待ち下されば幸いです;
此処のバナーです。貼るなり剥がすなり御自由にドウゾ(dog_cat_horse様に創っていただきました)
現在募集の役
bloodthirsty-vampire(血に餓えた吸血鬼)
bloodthirsty-vampireの戦闘員or研究員:制限無し/何歳でも/性別もどちらでも
guardian-angel(守護天使)
guardian-angelは9階級あり、3つに小区分しています。上のほうから順に高位の天使となります。ちなみに此方は人数制限のみで性別、年齢関係ありません
ボードの方でも募集していますが、メールでもお気軽にどうぞ。
*P又はPPの種類:重要って訳でもないですが、使います。
*guardian angelのdominations
*guardian angelのvirtues
*guardian angelのpowers(此処まで重要)
*guardian angelのprincipalities
*guardian angelのarchangels
*guardian angelのangels(此処まで重要)
書いて頂きたい事は、次の通りです。
*登録名&和名or洋名:出切るだけ和名でお願いします。
*性格:詳しく乗っているページなどあれば其方でもいいです。
*性別:男の子/女の子
*年齢:○●歳
*容姿:性格同様、詳しく載っているページがあれば…
*武器/能力:設定に無いという方はそれで大丈夫です。
*一人称:重要です。
*その他:他に何かあれば
*希望の役柄:絶対に忘れないでくださいね?
応募する?
-characters-
【主人公1:蒼の月の一族】
Pの種類:ブルー・ゲラート
登録名/和名:cream_soda02/柳屡(りゅうる)
性別:♂男の子♂
年齢:13歳
一人称:俺
性格:単純(ちょいとお馬鹿さん)。活発。お子さま思考
容姿:髪は藍色でロン毛。紐で縛っている。瞳は藍色でツリ目。Tシャツにストレートジーンズなど、ラフな服装。
武器/能力:ルネッサンスレイピア/チャクラム(円月輪)を使う。能力は夢見(予知夢)。
【主人公2:星の一族】
登録名/和名:ken5301/竜矢(りゅうや)
性別:♂男の子♂
年齢:15歳
一人称:私
性格:マイペース。天才的頭脳を持つ。
人を言いくるめるのが得意。
たまにちょっとしたことできるが、悪意のこもった微笑を見せる。誰にでも敬語。
見た目よりも怪力だが、めったに物は壊さない。
容姿:パリッとした長袖のシャツに、 引き締まったジーパン。
瞳は優しげな薄い黄色。左目は髪に隠れている。
髪色は赤黒く長さとしては短め。
武器/能力:ダイヤモンドで出来た切れ味の良いブーメラン。
怪力なので、力を込めるとかなりの破壊力を持つ/全てを惑わす魅惑の瞳。髪に隠れた左目で睨むと、 相手を人形化したり(相手の体を意識が在る状態で動かなくなく出来る)物体浮遊(超能力)を使える。
戦う時にしか使わない。
【主人公3:紅の月の一族】
Pの種類:ブルー・ズィートック
登録名/和名:yurumi304/瑠璃(るり)
性別:♀女の子♀
年齢:15歳
容姿:黒髪をポニーテールにしている。瞳はオレンジ。ピンクの長袖。中央に白で羽の模様が2つある。赤のミニスカート。
性格:普段はおとなしい。たまに男みたいになる。
武器/能力:武器を持たず、格闘技を使う。能力は氷魔法。
【無縁の墓の警告者】
Pの種類:ブルー・トニー
登録名/和名:leon_1659/夏樹(なつき)
性別:♂男の子♂
年齢:25歳
一人称:僕
性格:信じる事が出来る純粋な子。基本的に大人しい。
容姿:髪色は水色。肩位のショートヘア。瞳は右が藍色。左には包帯を巻きつけている。 白と黒のシンプルな服を好む。
武器/能力:大地の杖と体術使い。大地の魔法を使う
【bloodthirsty-vampire(血に飢えた吸血鬼)のトップ】
Pの種類:レッド・ザファラ
登録名/和名:hotuna231/禰阿(ねあ)
性別:♀女の子♀
年齢:16歳
一人称:私
性格:冷静。冷たい。 他人を全く信用しない。 怒ると、100m以内の物を全て氷にする
容姿:ストレートの紅い髪。瞳は濁ったブルー。
藍色のカットソーに、濃い赤のロングスカート。 紺色の足元まであるローブをはおっている。
溢れ出した力が赤と青の光になり、とりまいている。
武器/能力:能力は氷と炎。万年氷を作り出すことも可能。炎はあたり一面全て焼き尽くす威力。炎に関しては、並みの力や水では消えない
怒り、悲しみなど感情が高ぶった時、力が増す。氷/炎の剣。ルビーが埋め込まれている。剣を通して 能力を強力にする。斬る力もかなりのもの。 剣は伸びるので、ムチみたいに使う事も可能。 たまに水を宿らせて、攻撃。当たると数秒息が出来なくなる
【bloodthirsty-vampireの戦闘員/研究員】
Pの種類:レッド・イクシー
登録名/和名/戦闘員or研究員:sams_256/精華(せいか)/戦闘特科
性別:♀女の子♀
年齢:20歳
一人称:私
性格:クールな姉御的。他人にはあまり心を開かない。
容姿:髪の色は赤と黄色。ロングの髪を赤いヘアゴムでポニーテールにしている。瞳の色は黄。夜になると黄から赤い瞳に変わる。
黒い半そでにジーパン。
武器/能力:チャージランチャーと隠しナイフを使う。能力は無く、体術を使う。
Pの種類:ブルー・ズィートック
登録名/和名/戦闘員or研究員:po_rabinsu/奈紀(なき)/戦闘特科
性別:♂男の子♂
年齢:15(17)歳
一人称:僕
性格:年齢のわりに可愛い子供だが、実は女好き。男には毒舌家。
夜になると、17歳に。かなりカッコイイが、女好きが表に出る。凶暴。
容姿:髪色は薄紫。長い髪を、後ろで軽く束ねている。
瞳は濃い青でパッチリとしている。
灰色の薄いシャツに、茶色の上着。下はヒザまでのベージュのズボン
武器/能力:翡翠色の光を放つ十字架の短剣。使い慣れているので、攻撃が素早い。時折暴走して通常よりだいぶ強くなる/見えない糸を作り出し、指を動かす事で、誰でも操れる。本気になれば相手の記憶を操作し、自分を仲間と思い込ませる事も出来る。
Pの種類:グリーン・アカラ
登録名/和名/戦闘員or研究員:Green_Apple650/夕(ゆう)/戦闘特科
性別:♀女の子♀
年齢:16歳
一人称:アタシ
性格:常にハイテンション。関西弁で、かなり勢いがある。
容姿:髪色は透き通るような緑。後ろで二つに縛っている。
瞳は濃い水色。薄い黄色のノースリーブに裾をまくったジーパン。
左腕に、クローバーの形の腕輪。
武器/能力:腕輪。投げると強力なスピンがかかる。岩を粉々にするほどの威力。心を読める思った物の形を自由に変えられる。
Pの種類:ブルー・ショイル
登録名/和名/戦闘員or研究員:_syuran_/獣夜(じゅうや)/研究員
性別:♂男の子♂
年齢:14歳
一人称:僕
性格:人見知りで、何事も現実的。気にさわる様な言い方をする。 根は優しいが、その事は隠している。
容姿:髪色は薄い紫。所々跳ねている。瞳は青。黒いシャツに、灰色の上着。下は膝丈の半ズボン
武器/能力:物の形を自由に変えられる。能力を使い、そのへんにあるものを武器の形に変形させて戦う。
Pの種類:ブルー・キリー
登録名/和名/戦闘員or研究員:jumeila/黝刻(ゆうこく)/研究員
性別:♀女の子♀
年齢:150歳(吸血鬼で不老なので外観は10代後半)
一人称:わたし
性格:臆病な精神不安定者。いつも何かに怯えていて落ち着きが無く、部屋の隅で震えている。声をかけても肩をたたくのですら、過剰に反応してさらに怯える。「真紅(色)」と「同じ世代の女の子」を見るとパニック障害を起こしてしまう。滅多に話す事もないので声帯が退化し、上手く言葉を出せない。精神安定剤は不可欠。いつも持ち歩いている
容姿:髪色は。所々跳ねている。瞳は少し薄めの紫。たれ目気味でうっすらと隈。薄めの灰色の肩ひも太めなワンピース。左胸あたりに灰色のコサージュ。
武器/能力:吸血鬼に良くある能力。コウモリや霧に変化するといった感じ。吸血鬼の癖に赤色が苦手で生きた人を吸血しない。どうしてもお腹が減ったら赤血球を取り除いて飲む。
【guardian-angel】
【seraphim】
Pの種類:レッド・ズィートック
二突の槍。片方がハルバード風(改造した為)片方が鎌のようになっている中距離使用武器/短刀二本(主な使用武器。刀身の背の部分には装飾的な刻みが付いており、のこぎりのような役目をする。蒼く透き通った刃)/長剣一本(銘を魔鴉と云う。エンチャント(付属魔法)が出来る)/突くにはあまり向いていない。刃は細いが、両刃。亜空間に収納/右手に金色の腕輪。魔力石が何個も組み込まれている(魔術攻撃増強・召喚獣使役可能)
召喚獣は「大鷲」「白鎌鼬」「七歩蛇」の三匹。
登録名/和名:ripuka/焔除(えんじ)
性別:♂男の子♂
年齢:
一人称:僕
性格:木登りが得意。というか高いところ好き。馴れ合いは苦手。寒がり。悪戯好きで、ヒトをオモチャのようにからかって遊ぶ悪い癖がある。相手を逆撫でするような台詞を色々と言って来る。信頼すればこれほど頼れるものはないほど。逆に言えば敵に回すと恐ろしい。頭脳型。左利き。
容姿:
武器(装備)/能力(スキル):魔術系統[炎(聖属性)]焔の創造(何処からでも焔を生み出す。色は時と場合による)/陽炎を作り出せる、熱伝導も可/罠外し、施錠(魔掛なら多少)/魔力探知(属性・方角・強弱・数)/サバイバル能力高/食べられるもの食べられないものの見分け/毒や麻痺は効かない
名は、左から「春雷-シュンライ-」「南天-ナンテン-」「東雲-シシノメ-」
喋れないが、言葉は理解できるよう。
【cherubim】
PPの種類:ぬいぐるみエンジェルパス
登録名/和名:no name/美羅
性別:♀女の子♀
年齢:14歳
一人称:私
性格:少しいじっぱりで、世話好き。 ほとんどの者には優しいが、 裏で何を考えているのか不明。
容姿:髪色は空色で、ロングヘア。 瞳の色は濃いグレー。
翡翠色のワンピースに、オニキスがついた皮ひもをいつも首につけている。
武器/能力:首からさげているオニキス。 手でつかむと猛毒がついた矢に変化。軽い力でも遠くに届き、相手にあたると持ち主の元へ戻る。雷を作り出すことが可能。自由自在に操り、あたると数十分気絶させる。
【thrones】
Pの種類:妖精テリー
登録名/和名:_saravi_/鳳蝶(あげは)
性別:♀女の子♀
年齢:22歳
一人称:私
性格:たまに頑固な面も出てくるが、普段はまったり/おっとりな温和なお姉さん。ハープとゆったりした曲に合わせて舞うのが趣味。
昔どこかの巫女だったらしくその舞は辺りの空気が浄化されるのが感じられる。争い事は嫌い。見るのも聞くのも無理で、とことん平和主義。嘘だと分かっていても信じてみる人。何故か鳳蝶の近くにいると悪行をしようとする気持ちが薄れる。口でなく、相手の心に直接聞こえる特殊な話し方をする
容姿:前髪を右に流している。胸辺りの長さまでレモン色。左側にラインのような感じで桃色が混じっている。瞳の色は少し薄めの明るいオレンジ。ウエディングドレスのような服だが、スカートは分厚くなってない(2,3枚、重なっている)七部袖でその先は2枚になっており、外側が短く内側が長い構造。白では無い部分は薄くてフワフワした感じ。
武器/能力:舞やハープを弾いて相手の先頭意欲を無くす。攻撃はしない。
【月の従者】
Pの種類:レッド・ユニー
登録名/和名:unirific422/赤羅(せきら)
性別:♂男の子♂
年齢:14歳
一人称:僕
性格:平和主義者。おとなしいムードメーカー。悪戯好き。毒舌な面も。
容姿:髪は赤でウルフショート(とげとげっぽい)瞳の色は灰色で眠そう。オレンジのフード付長袖。上に黒で防水加工のコート(着てないことも)。白のズボン。
武器/能力:特に特徴はないが精霊が宿っている斧。望んだ場所にテレポート出来る。
【-墓の守人-】
Pの種類:ブルー・イアリー
登録名/和名:_lazzu_/泅惨(しゅうざん)
性別:♂男の子♂
年齢:18歳
一人称:オレ
性格:上目使いで無口なので恐いイメージが付きまとうが実際はそうでもない。
PPを可愛がったり優しく、少し抜けて(ボーッとして)いる。我が道を行くマイペースな癒し人。
顔も歩き方も話し方も、何もかもが眠そう。と言うか存在が寝むそう。
溜め込んだ怒りが一定量を超えると姿が変わり暴れ狂う裏の顔を覗かせる。
誰も手が付けられない。 本人は怒っている時の記憶が無い困った人。
年齢:
容姿:上下とも体にフィットした感じの作りで裾部分が少し広がっている感じの服。左腕だけにポケット付き。ポケットのボタンは金色。
前髪は右側の方が多くなるように分けている。
左側は長く鎖骨あたりの長さ、右側は普通のショートの長さで、髪を後ろに持っていくようにしてピンを交差させて止めている。後ろは後方向に跳ねている。
激怒時:服を着てない獣人。身長は2~2.5㍍。体全体は濃い紫に変化している。顔はイアリー、手足はワシの足のような形で尻尾は先に毛が無い。
擬人の時には無かった翼が出てくるが羽がほとんど抜け落ち機能を果たしていない。
首・両手足には通常時と同様、鎖。首のモコモコは無い。
武器/能力:怒らせると獣人化。(獣人時は獣同様なので喋れない)
武器は持たず、主に打撃攻撃を得意とする。
Pの種類:ミュータント・バズ♂
登録名/和名:aran154/奇羅(きら)♂
性別:♂男の子♂
年齢:22歳
一人称:俺
性格:冷静。思いやりが在る。
容姿:髪色は薄い黄色。肩位の長さのショート。瞳は包帯を巻いているので他人には見えない。 主に黒を基調とした動きやすくシンプルな服。黒い鎖を両腕に付けている
武器/能力:体術使い。能力は特に無い。毒塗りの隠しナイフを使う。
-崩壊/創造の終末を見届ける者-
第1幕:-鎮魂歌-
~Prologue~伝承歌
紅き月が漆黒の空に沈む時
蒼き月現れ世界を破滅へと導く
紅き月は創造主
新たな世界の創造主なり
蒼き月は破壊者
古き世界の破壊者なり
二つの月は二つで一つ
どちらか一つが欠けようモノなら
たちまち世界は終末を迎える
いつもは黄色
でも紅に蒼
月に関わってはいけない
関わったらば自らの身に破滅を招く事となる
最近、ジェラプティクーにある無縁の墓の方から夜な夜なそんな歌声が聞こえてくるらしい。
ネオピア全土に住むペット達は怖がり、誰もジェラプティクーに近づこうとしない。
同じ現場の無縁の墓で発掘された、破れて文字も消えかけた古文書に書いてあった。
『伝承歌』
その昔、其処に住んでいた者達は"それ"をそう呼び人々に月に関わってはイケナイと警告を発してきたのだろう。
月は黄色。
でも紅に蒼。
どういう意味か誰も知る者は居ない。
答えを知る者は今も尚、伝承歌を謡い続け、警告を発している者しか居ないのだ。
_________________________
始めてしまいました…
擬人化小説ですよぅ…
感想など、宜しければお聞かせ下さいm(_)m
~崩壊劇~
第1幕-鎮魂歌Ⅰ-
ミステリーアイランドの奥地、どんな屈強な者も入っては来れない密林地帯。
更に奥、ジェラプティクーにほぼ隣接する様な土地に、人工的に開けた場所が在る。
俗に言う一種の村だ。
村とは言っても其処に住む者しか知らない地図にも載っていない秘境だが。
その日、ネオピアは晴れ渡った空が続く心地よい日だった。
どの国や地域の者も皆嬉々として外を出歩いていたし、何より祝日だったのだ。
」
そんな幸せ気分のセントラルや国々から離れたこの村は、幸せと言うより悲壮感が村中に漂う悲しい日だった。
長老が逝ってしまったのだ。
もう100をとうに過ぎたのだ、無理も無い。
村人たちは、村の中心部へと集まり、皆で祈りを捧げている。
そんな中、ブルー・ゲラートの少年-柳屡-は一人、手中の古い書を握り締め、無縁の墓の方を見つめていた。
***
村の長は死の前日、柳屡を自宅へと呼び親族にも立ち合せず古い書を託し、言った。
『…柳屡。私はもう長くは無い。一族の中で一番力があり、精神肉体、共に強いお前にこれを授けよう。
紅き月の者達が残した遺産と我等が誇り高き一族の遺産を記した書だ。
我等一族は蒼き月の眷属。たとえ蒼き月がこの世界の全てを壊そうと、我等と紅き者達だけは生き延びれよう。
我等蒼き者は紅き者達と対の存在。どちらかが欠けては世界は破滅の一途を辿るのだ。
我等の遺産には紅きチカラ、紅の者達の遺産には蒼きチカラが眠っておる。
それを呼び覚ましてはならぬ。良いか、この2つの遺産を守り抜くのだ。紅の一族にもこの事を伝えておいた。
紅の者と共にその肉体滅ぶまで何が在っても守りぬけ。』
そう言い終ると、長老は口を閉じる。
何も言わず、柳屡は書に目を落とす。
紅の月、蒼の月の事を古代ネオピア文字で書いてある。
古代ネオピア文字と言っても、この村では主な文字として使われているので蒼の一族は幼児でも読める。
それをセントラルの科学者達は必死で解読しようとしているが、そんなの柳屡や一族にとって知った事じゃない。
一通り、目を通していくと最後のページのほうに星のマークと共に、星の一族と記されている。
しかし、あとは書の最後のページにも書いてある形跡は見つからない。
紅の月の一族、蒼の月の一族、そして星の一族。
この3つの一族の名は、何を表しているのだろう。
今まで一言も口にしなかった柳屡が口を開き、言った。
『ちょうろー…星の一族って何?』
そういって、長老の顔色を窺ってみる。
長老はしばらく無表情のまま考えていた様だが、柳屡の方に向き直るとポツリポツリと語り始めた。
『…星の一族は裁く者。月が一つでも欠けた時その世界を裁き、失われた月 を2つの一族と共に創造するのが務め。その事以外に関しては常に傍観者。何処に住んでいるのかも分からない未知の一族といって良いだろう。・・・・・・過去に一度だけ、星の一族が現れた事があった。ある者達によって紅の遺産が破壊され、我等が蒼の月が失われた。代わりに漆黒の月が空に現れたのだ。星の一族はその者達とその世界に裁きを与え、我等と共に蒼き月を創造した。その後、紅き月が世界を創造し直し、この世界に至っているのだ。‥柳屡。何故私がこの様な事を話したのか分かるか?』
長老は静かに問う。
『わかんねえ…何でなのか、ちょうろー、教えてくれるか?』
問われているのに問い返すというのは何ともおかしい事であるが、結局何故なのかは分からなかった為聞いてみた。
それにも長老は静かに返す。
『それは、微々たるものであるが、その時の月を破壊せし愚かな者共の力がこの世界に再び現れつつあるからだ。なに、死間際の年寄りの感という奴だ。しかし、必ずや奴等は現れるぞ。紅の者達も星の者達も既に感じていよう。…私は、もう長くは無いと言ったな。私が死ぬ時には紅の者も星の者もこの土地に現れるだろう。お前はそれを迎えてくれ。紅の者もお前と同じ2つの使命を背負っているのだ。星の者も今回ばかりは傍観などしていられないだろう。村の者達にも親族にもこの事は教えておらぬ。おまえを信用して言っている…あぁ、もうこんな時間だ。柳屡、家族が心配している事だろう。そろそろ帰った方が良いぞ』
長老は柳屡を帰宅へと促す。
柳屡はそれに従い、玄関まで出て言った。
『ちょうろー、俺、分かったから!明日にでもまた来るからな!』
そう言うと家の方向に向けて一目散に駆けていく。
そんな柳屡を長老は静かに微笑み見送った。
その翌日、長老は逝ってしまうのである。
***
動かずにジッと墓の方を凝視している柳屡。
其処へ、村の青年が何かを叫びながら走ってきた。
「大変だ!何者かがこの村に入って来ようとしてるぞ!?」
-鎮魂歌~レクイエムⅡ-
~崩壊劇~
第1幕-鎮魂歌Ⅱ-
その声に黙祷していた村人達がざわめき出す。
「この村は私達以外の誰にも知られていないんじゃなかったの!?誰か別の者達に知られてしまったの!?」
「そんな…まさか…」
「な、何でもそいつ等は紅の月の一族とかって名乗ってるらしい!」
「あ、紅の月!?そ、そんなの知らないよっ!この世界に月の一族はあたし達蒼の月の一族しか居ないんだからっ!」
「そ、そうだ!けど、だとしたら奴等は?」
パニック状態の村人達の会話に、『紅の月の一族』という言葉が混じっている。
確かにそう聞いたのだ。
柳屡はすぅっと息を吸うと、村全体に行き渡る様な声で叫んだ。
「落ち着けよ、皆!!そいつ等、別に悪い者じゃないって!!紅の月の一族って言ってたんだろ!?紅の一族は、俺達蒼の一族と対の一族なんだ!!長老が言ってたから間違いないって!」
一気にそう叫び、一息ついた。
騒然としていた村人達もしんと静まり返り、皆柳屡の方を見つめていた。
その時だ。
「あなた…全てを知ったのね」
後ろの方から声が聞こえた。
ハッとして勢い良く振り向く。
立っていたのはブルー・ズィートックの女の子だ。
艶のある黒髪をポニーテールにしている。
その少女の登場に、静けさを取り戻した村人達が再びざわめき出す。
「・・誰だ?あの少女は。あんな子、村にいたか?」
「お母さん、私、あんな子見たこと無いよ!村の子供たちは皆知ってるもん!」
「それ本当なの!?」
「本当だよ!あんな子、蒼の一族には居ないってば!」
「それじゃあ、あの子は…?」
「まさか、紅の一族とか言う奴じゃ…」
「そんな、嘘だろ!?それじゃあ僕達は簡単に奴等の侵入を許してしまった事になるじゃないか!!」
「む、村の終わりだ!一族の終わりだ!」
皆長老の棺の周りに集まり、脅えだした。
そんな村人達にまた大声を出して言うのも無意味だと分かっていたので柳屡は黙って少女の方を向いた。
「アンタが、紅の一族?…この村に何しに来た」
「何かをしにきたという訳じゃないわ!只、蒼の長が亡くなったと知って此処に来たのよ…蒼の長は勇敢だった…私達は最後に彼を送り出しに来ただけ‥ねぇ、あなたは次の蒼の長?」
「……知らない。俺はちょうろーに一族の中で一番力が在るってだけ言われたから…大体アンタ、紅の何なんだ?」
「私は…-紅の月の守護者-名前は瑠璃。…随分と遅れたけれど、初めまして、-蒼の月の守護者-さん。あなたのお名前は?」
「……何でアンタに喋んなきゃなんない?大体、蒼の月の守護者なんて、俺は知らない」
「つれないのね、私は名前、教えてあげたじゃない。そうなると必然的にあなたも喋らざるを得ないんじゃないの?違うかな」
少女は紅の月の守護者、『瑠璃』と答え、その後柳屡にも名前を求める。
「…柳屡。ちょうろーに代って蒼の遺産を守る者…」
-next~鎮魂歌~レクイエムⅢ-
~崩壊劇~
第1幕-鎮魂歌Ⅲ-
柳屡は瑠璃を見据え、言った。
そんな柳屡に瑠璃は、笑みを向けると言う。
「教えてくれて有難う。…そろそろ蒼の長を送ってあげなければ…」
「あ…そう、だった…そっか。ちょうろー、やっぱり死んじゃったんだよな‥」
その言葉に、柳屡は寂しそうに下を向き、言った。
瑠璃はしばらく黙っていたが、やがて口を開き言った。
「今更悲しんでも、長は戻ってこない。そんなことよりも今は笑顔で送ってあげた方が長にとっても嬉しい事の筈よ」
「…そうだよな。最後くらい、村人皆の笑顔を見せたい。笑顔で送り出してやりたい」
急に覚醒した柳屡に、瑠璃はフッと笑みを零し、言う。
「さて、それじゃあ村人さん達に私達の誤解を解いてもらわないと。えっと、柳屡…?で良いよね?説得、お願いしていい?」
瑠璃の問いに、柳屡はニヤリと笑い言った。
「任せろ!説得は得意分野だかんな!」
村人と長の棺の傍に走っていく。
村人は、柳屡にさえも怯え、身を寄せ合った。
棺の前までたどり着いた柳屡は肩で息をしながら言う。
「あのな、あいつ、悪い奴じゃないから!紅の月って言って、蒼の月と対になってる月の一族なんだよ!」
「…柳屡。お前がたとえ嘘をついてなくても、証拠が無くちゃ誰も信じてはくれないんだよ」
「そうね、証拠がないと皆信じられないもの…」
長の遺族たちが言った。
他の村人たちもその通りだとでも言うように揃って首を縦に振る。
けれど、子供達だけは違った。
「でもねぇ、お母さん。柳屡兄ちゃんは嘘つかないよ?」
「そうだよ、兄ちゃんは皆が面白がる様な嘘しかつかないもん」
「証拠が無いからって嘘だって決め付けるのは良くないよ!父さん、いっつも言ってたじゃん!」
今度は子供達が一斉にそうだと騒ぎ出す。
そんな中、一人の小さな男の子が柳屡の服の裾を掴んで言った。
「ねー、兄ちゃん。それなぁに?」
男の子が指差していたのは、無意識の内にずっと握り締めたままにしていた書だった。
「!ちょうろーから貰った書…そうだ、これを見せれば皆分かってくれる筈!」
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