詳細設定





シドの武器の金属製トランプについて

仕事を成功させたご褒美にダリガン卿からもらった。
マークと数字によって色々な魔術が発動する。
金属製なので、そのまま投げて斬りつけることも可能。
一回使用すると、その後24時間は同じカードは使えない。
シドの力量や体力により、使用可能なカードは限られてくる。
強力すぎる為、シドはまだ絵札(J、Q、K、A)を使うことができない。
1~10は使えても、威力は本来の半分程度。
ジョーカーは別。

スペード
ナイフ、刀、銃など、シド自身が扱う武器を出すことができる。
強さは2→3→4…J→Q→K→Aの順。

クラブ
火、水、風など、自然の力を引き出すことができる。
力を強力にすればする程シドの体力が消耗。
スペードやハートとの兼用も可能。

ハート
召喚獣を呼び出すことができる。
強さは2→3→4…J→Q→K→Aの順。
主に空想上や物語の中の動物を具現化。

ダイヤ
さまざまなサポート能力を実行できる。
シドの体力回復や身体能力の向上をはじめ、
スペード使用中は武器のメンテナンス(数字の分だけ弾丸の装填など)、
クラブ使用中は自然とシド自身や武器、召喚獣とのシンクロ率の上昇、
ハート使用中は召喚獣の能力強化など。

※ジョーカー
最強の切り札でカードの守護人。
シドの血を媒体に人の形に具現化し、すべてのカードを自在に操る。
ジョーカーの場合、カードは何度でも使うことができる。
だがあまりジョーカーを使うと徐々に体を浸食され、
使いすぎるとジョーカーとシドの立場が入れ替わり、
最終的にはシドがカードの中に閉じ込められてしまう。
具現化に使用した血液の分だけシドの体内にジョーカーが入り込んでいく。
具現化したジョーカーは、性格や服装はまるで違うものの、顔や体はシドの容姿そのもの。












ロキの仮面のエピソード(ブログから引用)

「呪われてるんスよ、俺」
「ジェラプティクーに住んでた時、森の奥に神殿があったんスよ」
「ジェラプティクーに住む者にとって、そこには踏み入らないことは暗黙のルールだったんス」
「火の神が祭られてて、怒りを買えば呪われるって言われてたんスよ」
「でも俺その頃はめちゃくちゃやってて、祟りなんかあるわけないって言い張って、その神殿に盗みに入ったんス」
「何日も暗い通路を歩き回って、ついに俺は宝箱を見つけたんス」
「財宝を狙ってたんで、宝箱を開けた時この刀しかなかった時は、正直失望したんスよー」
「でもまぁ何もないよりはマシだと思って、この刀を盗んで部屋を出たんスよ」
「その瞬間、俺の目の前に炎の鳥が現れて…嘘じゃないッスよ!なんで笑うんスか!俺はその火の神に呪われたんス!」
「俺の魂は体を離れて、この仮面に乗り移って…で、火の神は俺の体に取り憑いたんス」
「突然現れたこの仮面は、俺の魂のカタチなんスよね」
「俺は意識もあるし自由に動かせるけど、この体はアイツのもんなんスよ」
「はじめは体中が焼ける感覚に襲われて、苦しくて苦しくて、何回も自殺を考えたんスよ」
「苦しくてイライラして、前より暴れるようになって、いっぱい殺し、したんス」
「反省ッスね、ほんと」
「でも時が過ぎるにつれて、コイツは俺の体に馴染み始めたんスよね」
「俺が仮面を顔に付けると、仮面から体に俺の魂が帰って来て、体から刀に火の神が移って、炎の力を持った刀になってくれるんスよ」
「まだ完璧には制御できないッスけど、俺はコイツと一緒に強くなるんス」
「決めたんスよ、俺」
「………ちょっと、兄貴?聞いてるんスか?…」



「…んぁ、悪い、途中から寝てた」
「もっかい最初っから話して」












メモメモ…

・永劫暗黒の大がま
・ダリガンのダイスセット
・ダーツ
・ベリー・デライト
・百発百中投げカード
・刻印ブロード・ソード
・美朴刀プーダオ
・森空の爆竹
・木彫り三節棍
・金製取っ手つき長剣
・ファイア・トニック
・冷凍首輪
・デーモンの弓
・森空黒扇子
・おにぎり
・幽霊の森新聞













シドin蛇窪

「いらっしゃいま…あら、どうしたんだい?」
調理台の片づけをしていたミラージュは、店の入口が開く音を聞いて顔を上げる。
ガラガラと引き戸を開けて入ってきたのは、家族であるイアリーのシドだった。
「……サラダ麺とニャシネードのジョッキ」
シドはカウンターまで歩きながら注文し、不機嫌そうに腰を下ろした。
「夕飯ならチャンダンが作るだろうに」
「…毎日同じ奴の飯ばっか食ってると飽きるんだよ」
「そりゃそうだね」
ジョッキの中をかき混ぜながらミラージュは微笑んだ。そしてそのジョッキとコップをコトリとシドの前に置く。
「サラダ麺はもうちょいと時間もらうよ」
シドは無言で頷いてニャシネードを一口飲んだ。ひやりとした冷たさと酸味が心地よく喉を刺激する。
再び口をつけ、今度は一気に飲み干す。
その様子にはミラージュも驚いた。
ふーっと大きく息を吐き、シドは背もたれに寄りかかった。
「仕事、うまくいかないのかい?」
「………」
「やりたくない仕事なら引き受けなきゃいいじゃないの」
シドは寄りかかったまま、カウンターのミラージュに目を向けた。赤髪の間から覗く、深い橙の瞳。
「……俺の仕事の何を知ってんだよ」
「さぁね。所詮アタシは何も知らないよ。知ったこっちゃないさ」
「………ふん」
背もたれに沿ってごろんと頭の向きを変えると、シドの髪はさらさらと顔から流れ落ちた。
「…ま、何があったか知らないけどさ、下手なことはおよしよ」
シドがカウンターに目線を戻すと、そこにはサラダ麺が出来上がっていて、ミラージュの姿はどこかへ消えていた。
ジョッキからニャシネードを注いで一口飲み、箸を割ってサラダ麺をすする。
「………」
下手なことはおよしよ、というミラージュの言葉が頭に響いた。
それと同時に、いつも無茶な依頼ばかりしてくるメリデル上空のクライアントと、今は自分の内ポケットで眠っている道化師の切り札を思い浮かべる。
「……下手なことやめたら殺されるっつーの…」
そう小さく呟いた瞬間、スパーンと凄まじい音を立てて店の入口が開いた。
鮮やかな緑色と、煙草の匂い。
「何勝手に外食してんだコラァ!」
鬼の形相で突然現れたチャンダンに首根っこを掴まれ、ずるずると引きずられる。
「ったくてめぇはどんだけウチの団欒を乱したがるんだっつーの。それ全部食ったのな?残さねぇだけ良しとすっか。ミラージュ!ツケといてな!」
「はいよ。毎度あり」
聞き取るのも一苦労な程にまくし立てるチャンダンの言葉に、いつの間にか現れたミラージュはくすくすと笑って答えた。
引きずられているシドからチャンダンは見えない。
このままでは大切な靴がすり減ると悟り、シドはチャンダンの手を払いのけた」
「…自分で歩けるっつーの、馬鹿トカゲ」
「な…っ!てめぇ!待てコラ!」
チャンダンを無視してスタスタと歩き、自宅のドアを開ける。
「あ、シド君お帰り」
「兄貴ー!どこ行ってたんスか?」
「アリシアさんのところでしょう?」
「違うよん、またどうせギャンブルしてたんでしょー?」
「……チャンダンの飯に飽きたからな。蛇窪行ってきた」
「えーっ!シド兄ずるいよーんっ!!」

他愛もない会話、温かい雰囲気。
その裏にどんな影が潜んでいても、シドは進もうと決めた。

「…もう、戻れねぇもんな」
「ん?兄貴、どうしたんスか?」
「……あぁ、なんでもねぇ」
「ほらみんなちゃんと食えよー!特にそこのピンク頭!残したら殺すぞ!」
「うるせぇっつーの」

いつか、自分を失うかも知れなくとも、今を生きる。


***
蛇一が書きたかったもの。
・ミラージュさんの居酒屋の雰囲気
・イライラしたシド
・贈り物の靴を大切にするシド
・チャンダンの煙草の匂い

…以上です。ハイ。笑
ミラージュさんの居酒屋蛇窪は、心が疲れた時のみんなの駆け込み寺なんです。
蛇窪シリーズとして、家族全員分書けるかもなぁ…
駄文で失礼しました。
2009/3/31 蛇一













アドニスin蛇窪

「それでね、烏吉はね、僕に難しいお仕事ばっかり寄越すんだぁ」
そう言ってアドニスはパンプキンシェイクをぐるぐるとかき混ぜる。黒とオレンジのきれいなマーブルがだんだん細かくなっていき、ミラージュは少しだけ惜しいと思った。
「まぁ楽しいからいいんだけどね。でも僕、そんなにぽんぽんお仕事できないよん」
「…やりたくないなら、やらなきゃいいんじゃないかい?」
つい先日、赤髪のイアリーにも同じセリフを言った。この家族はこんなんばっかりなのか…?
「あ、ううん、違うの」
かき混ぜた所為で指についたクリームを舐めとっていたアドニスは顔を上げ、きょとんとした顔で否定した。
その態度に、ミラージュはさらに首をかしげる。アドニスはニッコリ微笑んで、
「やりたくないわけじゃないよん」
と言ってきた。ますますこの子はわからない。
「前まではね、僕ずっと一人ぼっちだったから…あ、烏吉はいたんだけどね。お仕事自体をする時は僕一人だったから、ちょっと寂しかったし、怖かったの。でも最近は一緒にお仕事してくれるお友達もできて、前より全然楽しくなってきたんだよん♪」
「……そのウキチって人は、友達なのかい?」
そこでアドニスの笑顔は一瞬引き攣り、瞳は考えるように宙を泳いだ。
「うん…そう、オトモダチ」
どうしてもその『ウキチ』に対する『オトモダチ』は、一般のそれとは別物に感じられた。目の前で無防備にシェイクを飲むこの少年は、一体どんな影を背負っているのだろう…
「…ねえ、ミラ姉、だいじょぶ?」
はっとして気がつくと、アドニスが不安げな表情で名前を呼んでいた。
「…あ……ちょいと考え事してただけさ」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
濃い水色の柔らかい髪をくしゃっと撫でると、心配そうな表情のアドニスはふんわりと笑顔になった。えへへ、と笑い、再びシェイクのストローに口をつける。この小さなイクシーに、影などあるわけがない。無邪気で甘えん坊な、ただの少年だ。
「…ねえ、ミラ姉、最近困ったこととかない?」
「困ったこと?…今は特にないねぇ。急にどうしたんだい?」
そういえば、追っかけなんだか知らないが、最近店に気味の悪い手紙が届くようになっていた。でもそんなことをこの少年に言ったところで、何かが変わるわけでもない。
「ほんとにないの?なんでもいいんだよん」
でも好意で聞いてくれてるんだから、言うだけならいいだろう。
「えっと、最近店に気味の悪い手紙が届くんだよ。アタシに気があるのか知らないんだけどねぇ…」
「ふーん…そっか、大変だねぇ」
そしてアドニスは最後までシェイクを飲み、ポケットをごそごそやってネオポイントを引っ張り出した。
「はいお金、ごちそうさまでした!」
私の手にチャリン、と代金を置き、店を出ようとする。
「あら、もう帰るのかい?もうちょっとゆっくりしてきゃいいのに…」
そう声を掛けると、アドニスはくるりと笑顔で振り向いて、
「お仕事が入ったから、帰んなきゃいけないの。ばいばい!」
と言い残して、店を出て行った。本当に不思議な子だ。

その3日後から、例の気味の悪い手紙はぱったりと来なくなった。


***
アドニスはよく、自分勝手に『お仕事』をするので、烏吉に怒られてます。
個人的にこの「不気味なパンプキンシェイク」がとても飲んでみたいんですけど…
器の形とかちっちゃいカボチャの飾りとか色合いとか可愛すぎる!
でも黒いとこの味が気になりますね…^^;
今回は若干ミラージュ目線でできました。
蛇窪シリーズ、楽しいです。
蛇倉バージョンも書けなくないな…
うちのキーパーズはいい感じに味のある設定が練れたのでお気に入りです。
それでは駄文失礼しました。
2009/4/3 蛇一













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